今回はどんな画像を使ったら良いのか悩んだ末・・・これは教科書に出ていたアボガドロの挿絵。
サンプラザ中野さんがホメオパシーの免許を取ったという話を聞いた。ホメオパシーはまだ日本では一般的でないが、イギリスやドイツではよく知られている医療のひとつで健康保険も適用される。しかしこれは実は似非科学。もっと言えばイカサマ。はっきり言ってインチキ以外の何物でもない。
ホメオパシーでは薬を水で薄めれば薄めるほど逆に効果が高まるとされる。例えば薬1に対して水10(1対10)の希釈を多いときは200回も繰り返す。そこにはもう薬の成分はたったの1分子も残っていないのだが彼らはそれを有り難がって飲むのだ。こんなものが医療だというのだろうか? 分子の数を勘定するには物理定数である
アボガドロ数を知っていなければならないが、サンプラザ中野さんが取ったという免許にこの知識が必要だったとは到底思えない。
さらにホメオパシーでは希釈した水そのものに薬の「記憶」が残るとされ、この理論を展開したJ.バンヴェニストの論文はイギリスの科学誌ネイチャーにも載ったことがあって大騒ぎになった。
最近日本国内でこれに似たある話がちょっとした問題になっている。それは「水からの伝言」という本で、著者は水に「ありがとう」など良い言葉をかけるときれいな結晶になり、「ばかやろう」など汚い言葉をかけると汚い結晶になると主張しているのだ。これだけならUFOやネッシーと同じでどうぞ勝手に言ってくださいで済むのだが問題はこの主張が九州大学で行われた物理学会で発表されたこと。しかし九大ではUFOの飛行原理という珍説が発表されたこともあり、学会というところは会員なら原則的に自由に自説を発表できる場であるからそれほど騒ぐこともない。本当に問題とされているのは、この「水からの伝言」という本をある小学校で道徳の時間で教材として使ったことだ。似非科学を小学生に教えたと、現在も(特に教育に関わる)科学者を中心に問題視されている。



戻る







inserted by FC2 system