▲ 「三丁目の夕日」の上野駅
▲ 現在の上野駅
映画「ALWAYS三丁目の夕日」をDVDで観た。
画面の中に昭和30年頃の街並みがよく作りこまれていた。CGもとても自然で、久々に良いCGの使い方を見た気がした。実写とCGとの違和感がないのが最も上手な使い方なのだがこの作品は秀逸でした。私は昭和38年生まれなので記憶に残る街並みはもう少し整然として大きな建物が多かったけど、都下の新興住宅地の我家の前が舗装されたのは4〜5歳のとき。全体としては懐かしい風景が多かった。
ストーリも泣かせるけど風景や人々のキャラクターが自分の少年時代を思い出させて思わず涙が出た。あの頃を知っている人は皆そうなのでは? 高度成長期は今ほど快適な生活ではなかった(ウチは車もなかったし便所は汲取り式だったしテレビは白黒、勿論エアコンなんてなかった)が毎日が楽しかったし誰もが21世紀に向かって夢を追っていた。私の世代は科学がすべてを解決すると教えられて育った。人間というのは子供時代のそういう楽しい記憶や希望がその後の人生に大きな影響を与えるのではないだろうか。社会が徐々におかしな方向に向かっているのは夢や希望を持たずに育った人間が増えているからなのかもしれないね。
「三丁目の夕日」六ちゃん役の堀北真希さん、とても上手でしたよ。
第三の男でアカデミー視覚効果賞(だったかナ)を受賞して特撮の神様と言われたリンウッド・ダンも特撮とはそれと分からないような使い方であるべきだと言っている。逆説的に聞こえるかもしれないが私はスターウォーズの旧シリーズも同じ意味で素晴らしい特撮だったと思っている。あの頃はCGより模型を多用していたから出来ることに制約が多かった。でもCGだらけの新シリーズと見比べると臨場感や画面の深みは旧シリーズが格段に上だ。新しいスターウォーズは全てが計算し尽くされていることが逆にどこか違和感を感じさせる。映画はますますCGが使われるようになり薄っぺらな画になって行くのだろうか。



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