世の中好きな歌手の曲は聴くがクラシックなんか聴かないという人は沢山いる。しかしそれも変な話だ。そもそもクラシックと現代音楽の境目があるわけではないし、クラシックは確かに退屈な曲もあるがそれは現代音楽でも同じこと。クラシックだって当時は流行曲や流行歌だったのだ。モーツァルトはスカトロ好き。歌詞に「俺のケツを舐めろ舐めろ」など下品な言葉を使った曲も。貴族たちが聴いて喜ぶからだ。もちろん今もオペラ歌手は大真面目に「俺のケツを舐めろ」と歌っている。ビックリシンフォニー(ハイドン作曲「驚愕」の変奏曲)なんかコンサートで皆が寝ちゃうから大きな音で起こす仕掛けになっている。元々堅苦しいわけではないのに歴史が楽曲に権威をつけてしまったのだ。モー娘だって百年後には昔の古臭い曲だと言われるに違いないよ。私の好きな作曲家や歌手を並べてみると以下の通り。
ドビュッシー、富田勲、石川ひとみ、リヒャルトシュトラウス、ストラビンスキー、サティ、カーペンターズ、井上陽水、ショパン、ロドリーゴ、鈴木重子など
現代風に味付けしたクラシックも面白い。映画"2010年"のディスコ風「ツァラトゥストラはかく語りき」、"時計仕掛けのオレンジ"のハーモナイザを使った「第9」、伝説の「スイッチト・オン・バッハ」も復刻された。オーケストラの音にアレルギーを覚える人にお勧めなのが冨田勲氏のシンセサイザーによるアレンジ。純粋なクラシックファンにはちょっと受け入れられないくらいSFチックな曲も多くて楽しいはず。
冨田勲の曲中にはいろいろ仕掛けもあって面白い。アルバム「宇宙幻想」の中の「ホイッスルトレイン」のSLの音の素材は、野辺山の電波望遠鏡で捉えたオリオン座の星々が誕生しつつある一角からの電磁ノイズ。「ドーンコーラス」の冒頭では本物のドーンコーラスを使用。アルバム「バミューダ・トライアングル」ではDOSで読める信号音を挿入してある。



戻る










inserted by FC2 system