月の極のクレータの底には水の氷が存在する可能性があると言われてきた。これは1994年の米探査機クレメンタインの観測から始まった話で98年のルナ・プロスペクターの中性子分光結果で有力視されたが実は当初から疑問があっ た。それはルナ・プロスペクターの探査能力は月の表面から60センチくらいだったからだ。つまり月の全表面はまんべん無く隕石の爆撃を受けて数メートル下まで充分に耕されているハズだからこの深さに大量の水が眠っているわけがないのだ。
今回その南極にあるシャックルトン・クレータ内を日本の「かぐや」が高解像度で撮影したところ氷らしいものは写っていなかった。
60億dとも予測されていた水があれば将来の月面開発に便利だから期待されていたが間違いだったことがほぼはっきりした。残念なことだ。
シャックルトンというクレータの名は知らなかったので「月面ウォッチング・THE MOON」で調べてみたが南極部分なのでみつからない。普通なら見えない場所なのだが月はスリコギのように首振り運動をしている。秤動(ひょうどう)というのだがそのため地球からは見えたり見えなかったりする場所があって、その部分の頁にに載っていた。近くにはシュレディンガーやヘルムホルツ、メンデル、ゼーマンなど馴染みのある名前がたくさんあった。



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